その時々の願いを込めて---年中行事のお菓子


日本には季節の移り変わりとともに様々な行事があります。歴史の古い伝統のものや、近年行われるようになった流行のもの、その数ははかり知れません。そんな季節の行事にはお菓子と深く関わるものも多くあります。端午の節句にはかしわ餅やちまきを配って我が子の厄除けをしますし、月見団子のあるお月見は断然風情がありますよね。

何気なく贈っている手土産や暮らしの中の行事菓子にも、それぞれ独特の由来や願いがあり、今も私たちの生活の中に生きています。ここではそんな四季折々の行事のお菓子をご紹介いたします。

〜1月(睦月)〜

花びら餅
丸く平らに伸ばした求肥に菱型の赤い求肥を重ね味噌あんとふくさごぼうを置いて二つ折にしたもの。古式の鏡餅に由来する正月には定番のお菓子。初釜には欠かせません。
笑顔饅頭
薯蕷まんじゅうの頂に一点の紅をさしたもの。縁起物として正月の菓子贈りに用いられます。えくぼ饅頭ともいいます。

〜2月(如月)〜

豆・豆菓子
節分は現代文化に最も定着している行事の一つです。毎年「鬼は外、福は内」と豆まきをする人も多いでしょう。そして年の数だけ豆を食べ、厄をはらいます。





チョコレート・チョコレート菓子
2月14日、日本では年に一度の女性から愛を告白する日としてチョコレートを贈る聖バレンタインディ。その起源にはさまざまな説があり、発祥の地もはっきりしませんが、英米では恋人同士がお互いにカードやプレゼントを贈り合う日となっています。日本の一年間のチョコレート売り上げのうち、実に8割がこの時期に集中しているそうです。

〜3月(弥生)〜



菱餅
紅、白、緑の3色の餅を重ね菱形に切ったもの。これはそれぞれ桃の花、雪、草木を表わしているともいわれます。江戸時代頃からひな祭りに飾られるようになりました。明治時代頃までは三色の他に二色や五色の菱餅があったようです。
ひなあられ
小さく切った3色の餅を煎って砂糖をまぶしたあられ。





ホワイトチョコ・マシュマロ・クッキー・キャンディ
3月14日は2月のバレンタインに告白された男性が、その返事をお菓子でする日です。故事や歴史に基づかない日本独自の習慣となっている為、マシュマロは「OK」で、クッキーは「友達でいましょう」の意味だとか、その逆だとか諸説に定まりがありません。気持ちさえこもっていれば、どんなお菓子でも想いを伝えることができるでしょう。

おはぎ
春と秋のお彼岸にはおはぎをつくって仏前に供えます。小豆餡、胡麻餡、きな粉など様々な味があります。春の彼岸には牡丹餅(ぼたもち)、秋の彼岸はお萩(おはぎ)という説もありますが、これは後世になって考えられたもので、おはぎとぼたもちには厳密な違いはないようです。

〜4月(卯月)〜


花見団子
白、紅、緑の団子を青竹串にさしたもの。華やかな花見の様子を表わしています。

〜5月(皐月)〜




ちまき
もとは中国から伝わったもので、蛟龍や海神の悪行を防いだという故事にちなんで厄除けの意味を持っています。
かしわ餅
餡を包んだ餅をさらに柏の葉で包んだもの。柏は若い葉が出ないと古葉が落ちない縁起物で、跡取りが絶えないようにとの願いがこめられています。

〜6月(水無月)〜




各種和菓子
6月16日は和菓子の日です。室町時代末ごろから、この日に金十六文や米一升六合で菓子を買って贈り合うと福があるされました。これは仁明天皇の時代の故事に因んだものです。使われた菓子は時代や身分によって様々なので、あなたもお好みの和菓子を贈って福を招いてみてはいかがでしょうか。



水無月
古く日本では夏の始まりである6月1日を氷の節供とし、氷を食べて夏の疫病除けをしていたようです。これにちなみ氷餅や凍餅を贈る習慣が生まれました。現在、京都では6月30日(水無月晦日)に氷に見立て三角に切った白ういろうに小豆をのせた水無月を食べ邪気を払います。

〜7月(文月)〜

土用餅
丑の日に鰻を食べるように、和菓子の世界では土用餅というあんころ餅を食べます。夏の疲れを甘いものが癒してくれるのです。

〜8月(葉月)〜


団子・饅頭等
盂蘭盆(うらぼん--いわゆるお盆)には仏様に花や精進料理と共にお迎えのお菓子を供えます。祖先の霊を供養するこの儀式は日本人が最も大切にしている行事の一つです。

〜9月(長月)〜


月見団子
旧暦の8月15日、新暦の9月13日の月を中秋の名月といい、ススキと月見団子を飾って月見をする習慣があります。月見団子は月を模してまんまるに作り、お馴染みのピラミッド型に積み上げますが、その数や積み方にも地方によって色々な形があるようです。

おはぎ
春と秋のお彼岸に仏前に供え、親戚に配るおはぎは、餡や餅も地域や家庭によってさまざまで、庶民文化に根差す庶民の和菓子です。別名萩の餅ともいわれます。

〜10月(神無月)〜




着せ綿
色あざやかな赤いこなしで菊の花をつくり、その上に自然薯のそぼろをのせた練切。旧暦の9月9日(重陽の節句)の前夜、菊の花に綿をかぶせて、その露と香りのする綿で顔を拭うと寿命が延びるといわれたことに由縁して生まれた和菓子。




チョコレート・キャンディ等
10月31日は万聖節前夜祭、ハロウィンです。かぼちゃをくりぬいた堤灯(ジャック-オ-ランタン)を飾り、怪物や魔女に扮し「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ(Trick or treat!)」と家々をまわる子供たちにお菓子を渡して悪霊をはらいます。

〜11月(霜月)〜


亥の子餅
旧暦10月の最初の亥の日亥の刻、亥の子餅を食べるという風習があります。これは猪が多産なことにあやかり安産や子孫の繁栄、無病を願うものです。


千歳飴
3才の女の子は髪を伸ばし始める日、5才の男の子は袴をつけ始める日、7才の女の子は大人の着物で帯をつけ始める日として、11月15日、それぞれ成長の節目としてお祝いをします。この時紅白2本の細長い飴、千歳飴に我が子の長寿を願います。

〜12月(師走)〜


丸餅
師走の26、27日頃になると正月用の餅をつきます。鏡餅の他に偏平の丸餅をつくり、近所で交換し合う風習がありました。ただし29日は苦餅、31日は一夜餅といわれ餅つきは避けます。

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